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初心者イラストレーター必見!超分かりやすい肌の塗り方とポイント!!【イラスト】




目次

序章 肌を塗るときのポイント!

どうもみなさん!副業イラストレーターのオア(Twitter @ORE_artstudio)です。

前回は髪の塗り方を記事にしました!ですので、今回は髪の塗り方に並んで悩む肌の塗り方について!実際に例を上げながら解説していこうと思います!

まず、肌を塗るときに気を付けたいポイントなのですが、それはパキッとした影を描くことです!

「パキッとした影?肌はボカシたほうがいいんじゃないの?」

それも正解ですが、実際は使い分けと思い切りが重要になってきます!

次でそのことについて解説していきます!

オア(筆者)

僕も初心者時代はよく色混ぜツールなどでぼかしていました・・・

第一章 影を使い分ける技術

これは影をぼかしたイラストとパキッとした影を使ったイラストです。

どうでしょうか?これ、パキッとした影をぼかしただけなんです!!

左の方が曖昧な印象を感じと思います。

「いやw変わらねぇ~」

と思った方は目のレベルがまだ低いので下の記事でレベルアップしてください

「確かに・・・右のほうが存在感がある!」

という方は次の章へお進みください!

第二章 影を使い分ける場面

どんなプロのイラストレーターでもパキッとした影を使っています。逆にパキッとした影だけ使う、望月けいさんのようなイラストレーターの方もいます。

基本的にどのメイキング本でもこのように書いてあります。

落ち影や光が当たらない部分をパキッと描き、お腹や太もものようなプにっとした部分を柔らかくぼかします。

同時に輪郭の縁を軽く影にすることでハイライトを上から描いた際に際立つので簡単で効果的なおすすめの技法です!

オア(筆者)

肌塗でオススメのメイキング本はmignon先生の「肌塗り」の秘訣です!

肌塗以外にも基礎構図や目、髪の塗り方が簡単にまとめてあるので手元に置いておきたい一冊です!!

第三章 実際に塗ってみた!

オア(筆者)

では、実際に最近描いた絵を例に僕なりの塗り方を紹介します!

前回記事にした髪の塗り方も同じイラストを使っています。

合わせてみていただけるとより分かりやすく、面白いと思いますので参考にしていただけると幸いです!

ステップ0 メイキングの見方

肌のレイヤーになります。左が口、右がメインです下から順にステップが進みます。

この写真をレイヤーの変更(乗算や加算など)や不透明度(表示の%)の参考にしてください。

これ以下は左がそのレイヤーだけの画像、右が合わせた画像です!

ステップ1 落ち影を描く(パキッとした影)

やり方
  • 通常レイヤー、水多め水彩、不透明度85%
  • やや濃いめの色でパキッとした影を描いていきます
  • 落とすポイントは服の影や肌の縁です。指や首元、髪やスカートになります
オア(筆者)

この作業が肌を塗る上で土台になる部分です!

とっても重要なのでもし気に入らなければ何度でも納得いくまで描き直しましょう!

ステップ2 柔らかい影を入れる

やり方
  • 乗算レイヤー、エアブラシ
  • 太ももの肉質や落ち影だとくどくなる手の影を描いていきます
  • 光源を意識して塗る場所と塗らない場所をぼんやり決めましょう
  • この時、顔の影はまだ描かないようにします

顔の影は重要なので新たにレイヤーを追加して重点的に塗ります!

ステップ3 顔の影を描く&赤みを追加する

やり方
  • 通常レイヤー、エアブラシ、色混ぜツール
  • ほっぺに薄く乗せます。その後、色混ぜツール等で回りに馴染ませます
  • ついでに方や手などに薄く乗せて赤味を足します
オア(筆者)

ここまででほとんどの要素は完成します!あとは仕上げです。あとちょっと!!

ステップ4 青味を足して遠近感を持たせる

やり方
  • スクリーンレイヤー、エアブラシ、Gペン、不透明度25%
  • 首の下や奥の太もも、腕の影や手に青味を足します
  • やりすぎると気持ち悪くなるのでパキッと吹っ切るか、ぼかすかのどちらかにしましょう!
オア(筆者)

正直ここは迷いどころです。

パキッと描くと平面に、ぼかすと立体的になるので絵柄に応じて使い分けるといいです!

パキッとした絵柄はパキッとした青味を、ほわっとした絵柄にはほわっと塗ってあげるとよさげです!

ステップ5 ハイライトを塗る

やり方
  • 加算(発光)、ハイライト、水多め水彩、消しゴム、色混ぜツール、不透明度85%
  • 鼻の上や首元、肩や太もも、また縁に軽くリムライトを描きたします
  • 水多め水彩で塗った後に消しゴムや色混ぜツールで整えます

ほっぺや脇などフェチポイントに軽く付けるとグッドです!

ステップ6 口に肌色を乗せて馴染ませる

やり方
  • 通常レイヤー、エアブラシ
  • ベースの色を軽く口の中(下部)に置きます
  • こうすると肌に馴染むので浮いている感じがなくなります!

地味な作業ですが結構重要です!

ラストステップ 口の中に落ち影を描く

やり方
  • 通常レイヤー、水多め水彩、不透明度75%
  • 軽く口の上部に落ち影を塗ります
  • こうすると広がりが生まれます
オア(筆者)

やりすぎるとくどいので軽く、光源を意識した塗り方にしましょう!

完成!!

最終章 まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回も例を取って実践形式でお見せしましたが髪の塗り方と合わせてお役に立てれば幸いです!!

  • 影はパキッとした影とぼかした影がある!
  • 色混ぜツールを多用するとぼやけた影になるので注意!
  • 輪郭に影を付けるとハイライトが際立つ
  • プニっとした場所には柔らかい影、硬い、落ち影のような場所にパキッとした影

当記事ではこのほかにも、40冊以上のメイキング本から集約したイラストの上達に関する情報を発信しております!

もしよければ是非下の記事も覗いていただけると幸いです!

また、今後もこのような情報を発信していくので困ったら立ち寄って頂けると嬉しいです!!

それでは!ありがとうございました!!