目次
序章 影の種類と使い方
どうもみなさん!副業イラストレーターのオア(@ORE_artstudio)です!!
今回は、絵の塗り方とかあるけど、そもそも影ってなに?どう使うの?という疑問について記事にしていこうと思います!
結論、影には大きく二種類あり、部分的に使い分けることで魅力を上げることが可能です!!
では、この情報を叩き込んだ上で問題です!
あなたはどちらの影を使っていますか?もしもブラシ塗りと答えた方は、まんまと罠に引っかかっています!!
第一章 初心者がブラシ塗りを多用する理由
では、なぜ初心者がブラシ塗りでゴリ押ししようとするのでしょうか?
その答えは・・・影を落とす場所が分からないからなんです!!
影を落とす場所が分からない!?それはどういうこと??
具体的にいうと、光源がどこにあってどこに影が生まれるのかが予想できない。
これが正解です。
理由としては影を描く試行回数がそもそも少ないので、資料やデッサンで陰と陽のコントラストを学ぶことが出来ていない。
つまり!影と光に関する知識や技術が全くないので起こってしまう現象なのです!
僕も初心者時代はエアブラシに頼っていましたから分かりますwww
なるほど・・・だから影の種類と使い方を知ることが大事なんだね!
その通り!
僕の髪の塗り方や肌の塗り方の過去の記事や多くのイラストレーターさんが出しているメイキング本などをみると必ず使い分けています。
その中でもアニメ塗りはピンポイントで影を置く技術が必要になる、だから初心者さんは誤魔化しの効くブラシ塗りを多用してしまうんです!!
塗り方の記事は下に貼っておくので気になる方はそちらもどうぞ!
第二章 影の使い分け
ブラシ塗りの特徴と使い方
ブラシ塗りは主にボヤッとしたイメージを与える影です。
主に光が当たりにくいカーブのある部位を塗るのに適しています。
例えば髪の毛の前髪の場合。
先に行くにつれて肌色をブラシ塗りで乗せれば透けている感じが(画像左)、逆に暗い影の色を乗せれば奥まったイメージを出すことが可能です(画像右)!
主にグラデーションが目的で使うことが多いです!
例えば肌や目に使えば柔らかいタッチが生まれるので肌の場合、頬や胸や太ももといった丸みを帯びた部分で活躍します!!
アニメ塗りの特徴と使い方
アニメ塗りは主にパキッとしたイメージを与える影です。
主に光と影の境界、あるいは完全に光が当たらない影を強調させるのに適しています。
例えば髪の毛の場合。
画像左が下地の状態です。髪の流れに沿ってパキパキ影を置いていきます(画像右)。こうすることで絵や髪全体が引き締まり、大幅に見栄えが良くなります!!
主に影の協調が目的で使うことが多いです!
例えば服や肌に使えば、思いっきり影!!という部分に落ち影として入れることで、全体に引き締まった印象を与えます。
その結果!情報量のまとまった綺麗な仕上がりにしてくれます!
第三章 塗ることだけではド三流
ある程度色や塗り方についてを勉強していると、色塗りは削る技術があるということに気づきます。
どういうことなのか?簡単に説明すると上の画像です。
予め雑に色を塗っておき、あとから消しゴムで形を整えるということです!
これが出来るようになるとかなり幅広い色塗りライフになるので是非覚えていってください!
影を削って光を見出すこの技術は、色塗りの基礎の中では高いレベルのものです。
先ずは影の使い分けをマスターして、ある程度影や光を見えるレベルになってから実行しましょう!!
最終章 まとめ
いかがでしたでしょうか?影の塗り方の認識が変わったのではないのでしょうか??少しでも今後の上達に役立つヒントになれば幸いです!!
ポイント
- 影の塗り方にも種類があり、主にアニメ塗りとブラシ塗りの二つがある
- アニメ塗りはパキッとした塗り方で、引き締まった印象を与える
- ブラシ塗りはグラデーションに近い塗り方で、ふわっとした柔らかい印象を与える
- 影のつけ方は塗るだけでなく、消しゴムで消すことで形を整える手法もある
これはあくまでも基礎中の基礎知識です!
なのでここでの記事で得た知識を応用すれば、更に上の塗り方も出来るようになり!いずれはプロのイラストレーターが使っている上級クラスの塗り方もマネできたり作ったりできるようになります!
それではありがとうございました!
実は初心者さんに多いのがブラシ塗りでゴリ押しする塗り方・・・
ですがそれは当たり前なのです!!その理由と対策を次章でご紹介します!