目次
序章 PDCAサイクルについて
どうもみなさん!副業イラストレーターのオア(Twitter @ORE_artstudio)です!
今回は僕が普段から使っている練習法、PDRサイクルを用いた練習法について記事にしたいと思います!
そもそもPDCAサイクルって何?という方にも分かりやすいように説明しますね!
PDCAはもう知っているよ!という方は、次章でPDRの結論を述べていますので飛ばしていただいても問題ありません!!
主に製造業の品質管理などに使われる、この流れがPDCAサイクルと呼ばれるものです。
例えば絵の練習に当てはめてみると…
P=Plan:計画 →構図やキャラクターを決めて下書きを行う
D=Do:行動 →清書をしていく
C=Check:評価 →完成した絵と目標で比較し、不足している部分を探す
A=Act:改善 →目の描きこみが弱いと感じたらそこを練習して計画へ戻る
このような流れが完成します!
大抵の場合はこのサイクルを繰り返すと確かに画力が上がっていきます!
ここで大事なのは何度も何度も繰り返し回していくことで、この流れを止めた途端にパッタリと成長も止まります・・・
正直このやり方は時間がかかりすぎます!
なので筆者も無意識にPDCAを止め、この後説明する練習法へ切り替えていました!!
今の目まぐるしく変化し、急速に成長していく市場に対抗するにはこのやり方では遅すぎるのです・・・
(4ステップもあるし・・・)
第一章 新たなサイクル、PDRサイクルについて
では代わりに、何が出てきたのか?それがPDRサイクルです!
あのハーバード大学でも効果が確認されたこの新たな方法!
どういったものなのかを簡単に説明すると
P=Prep:準備 (行動に必要な情報やスキル、戦略を練るパート)
D=Do:行動 (準備したことを活かして物事を進めていくパート)
R=Review:評価 (準備を評価して次の準備へ繋げるパート)
という3ステップで進む流れのことです!
見た目の大きな違いは計画と改善が無くなったことですが、その内容も全く異なります。
分かりやすいように絵の創作に当てはめると
P=Prep:準備 →キャラクターの資料やモチーフ、構図やポーズを用意する
D=Do:行動 →資料や用意された物を上手く活用してラフ、清書、仕上げを行う
R=Review:評価 →資料の数は足りていたか?絵を描く技術はどこが不足だった?
というような流れになると思います!
何が変わったのか?それは評価する対象が行動から準備になったことです!
準備段階で何が間違っていたのか?不足していたのか?それを改善していくことで、最終的には行動すべてが洗練されていくということ!
つまり、メリットのない失敗を減らすことに繋がります!!
今もまだPDCAを回している人が多いのでチャンスです!
PDRサイクルを回してスタートダッシュできるのは、今この記事を見てくださっている他でもないあなたなのです!!
第二章 PDRサイクルのメリット
もっと分かりやすくメリットを見てみましょう!
- 効率がいい =1サイクルにかかる時間コストが安い
- 簡単 =柔軟性が高く、臨機応変に仮説検証が行える
- 科学的根拠がある =ハーバード大学の研究でも効果が認められている
なぜここまでこの新しい方法をおすすめするのか?
それは、今までのPDCAサイクルは使いにくく、ステップ数も4つと多い為時間がかかりました。
しかし、今回は違ったのです!
準備→行動→評価、まるでご飯を食べに行くような感覚でこのステップは回ります!!
そう!めちゃくちゃ簡単なんですよw
これは絵の練習だけでなく、すべての分野で活躍する方法です!
実際に趣味以外で使ってみると効果が体感しやすいと思います!!
第三章 PDCAサイクルを使った、劇薬といえる練習法
プロのイラストレーターであるさいとうなおき先生も提唱する練習法ではPDCAサイクルをフル高速で回すというものがありました。
それゆえに三ヶ月という短期間で大きな成長を得ますが、やはり心身ともに疲労の反動も大きく、先生自身が劇薬だと言っていました。
その練習法が以下の通りです
- 計画 =自身の絵柄となる絵師を探す
- 行動 =その絵師の絵柄を真似して描き続ける
- 確認 =その絵師と描いた絵の何が足りないかを比較する
- 改善 =そこを修正してもう一度繰り返す
- 0か100の成長(挫折か否か)
- 個性は消えない
- 目が肥えるスピードが速い
- 普通では得られない技術や情報を即座に得ることができる
- モチベーションがゴリゴリ削られる(普通なら)
- 自分の不甲斐なさが露呈するため、精神衛生上よろしくない
- 目が処理できる情報以上に肥えると一時的に絵が描けなくなる(スランプ)
- 絵柄がやや似てしまう
確かに、この方法を取れば明確にレベルは上がります。現に僕も試しましたからw
つまり!三ヶ月練習法は回復方法を見誤ると、その後絵を描く気力すら削がれてしまう可能性が大いにあるのです!だから劇薬なのです!0か100かなのですから・・・
三ヶ月練習法を終えたあと、「絵は楽しく描くべきだ・・・」
そう思い、僕はこの練習法を編み出しました。その方法は次章で説明します!
モチベーションはMPのようなもので無くなると絵が描けなくなります。
これは体感でお分かりいただけると思いますが、嫌なことをやっても上手くいくことは滅多にないですよね・・・
因みに回復する方法もあります。
それは個人次第なので僕にも分かりませんが、持っている方は一度取り組んでみると勉強になると思います!
第四章 PDRサイクルを使った、効率のいい練習法のやり方
では実際に絵でこれを練習法として応用する場合、どのようなケースになるのでしょうか?
- 準備 =自分に不足している技術や情報をインプットする
- 行動 =前の絵より+一つ優れた部分やこだわりを描く
- 評価 =一度その優れた部分を前の絵と比較して見て満足する。その後不足していた情報、技術を探し、次の準備を始める
- 堅実に成長していく
- 自分の絵とちゃんと向き合い、メリハリがつくので精神衛生上クリーンになる
- 柔軟性があるので、他の練習法と組み合わせ可能!(目を肥やす練習法等)
- 前の絵に+一つ優れた部分を描くだけなので簡単
- 短期集中的な練習法ではないので成長効率はやや下がる
- 自分で課題を見つける脳がある(思考力の有無)
いかがでしょうか?あれ?なんだか優しく見えてきませんか?
たった一つ!たった一つの課題を見つけて描き続けるだけです!!
もしも自分で課題が見つけられなくても大丈夫です!その場合、目を肥やす行為を取ればだれでも見えてきます!!
実際に僕が使うとこんな感じです
P=描きたいテーマを探す。資料や不足している技術や情報(髪に塗り方等)を本や絵師さんから盗む
D=盗んだ技術を試しながら、臨機応変に不足分やアイデアを付け足し、満足するまで描きこんでいく
R=一旦褒める。そして次の日、足りなかった部分や改良できる技術を客観的に比較、反省して徐々に自分の技術にする
次の絵を描く=繰り返す
第五章 PDRサイクルを用いた練習法で成長する理由
なぜこの方法で成長するか、ということですが、簡単です。
前の優れた部分=既に取得している技術
ということになります。
ですので、その時優れていた技術が気づくと当たり前に使っている技術に置き換わります!ゲームで言えば、初めは覚えたてのスキルもレベルが上がると普通に使っているみたいな現象です!
技術もランクがあります。当然ランクアップもあります。
特に背景を描きこまなくてもそれっぽく見せる抽象化という技術は中々手に入れにくかったですが、今ではもう当たり前のように使ってますw
この練習法は言わば絵の上達をゲームとして捉えているような状態だと思います。
最終章 まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はPDCAサイクルが古いと言われているわけ、PDRサイクルについて、そしてそのメリットについての記事でした!少しでも上達のヒントになれば幸いです!
- PDCAサイクルは効率が悪く、古い方式であること
- PDRサイクルは【P=準備】【D=行動】【R=評価】の3工程で物事を進める(仮説検証)こと
- ハーバード大学の研究でも効果が認められ、科学的根拠が存在すること
- そして未だPDRサイクルは少数しか使っていないのでスタートダッシュが可能であること
- PDRサイクルを用いた練習法を使えば、上記の理由から簡単に、効率よく成長が可能だということ
今書いているブログの記事が僕のPDRサイクルの検証結果です。当然情報も新しくなるので絵柄や練習法も変わっていきます!
もしも気になっていたり、やろうとしていることに参考になる記事があれば幸いです!
当記事ではこのほかにも、40冊以上のメイキング本から集約したイラストの上達に関する情報を発信しております!
もしよければ是非下の記事も覗いていただけると幸いです!また、今後もこのような情報を発信していくので困ったら立ち寄って頂けると嬉しいです!!
それでは!ありがとうございました!!
P=Plan:計画 (ゴールや手順を決める部分)
D=Do:行動 (計画に沿って行動をする)
C=Check:評価 (計画通りの品質か否かを判断する)
A=Act:改善 (品質が不足していた場合に伴う行動)