3Dモデルを使って描いても、なんか浮いた感じになって変!馴染まない~
そんなあなたの為の記事です。
どうもみなさん!副業イラストレーターの【ORE/オア】です!!
今回は、背景やキャラに持たせる小物を描くときにもっとラクに綺麗に描けたらな~っていう願望を満たす記事を書いてみました!
僕が思いつく方法はタイトルにあるように3つ!
- 『ガチャガチャ(ミニチュア)を使った方法!』
- 『日常的なモノで解決する方法!』
- 『3Dモデルを使った方法!』
これらが僕の思いつく、ラク~にできちゃう方法たちです!
早い話トレースが一番です!
トレース・・・?怒られない?大丈夫?
ネットの写真はアウトですが、自分で取った写真や所有物の小物をトレースするのは問題ありません!
デッサン人形をトレースするのと同じなので。ただし、デザインやロゴなどの商標などにかかわるものはNGです!似ないようにぼかす必要があります!
この記事のゴール!
- 身の回りの小物をイラストに取り入れるテクニックを習得!
- ガチャガチャがイラストに役に立つ理由と選び方が分かるようになる!
- 3Dモデルを使って描くと浮いたような印象を無くす!
デッサン人形と合わせて使える応用の効いたテクニックです!
目次
ステップ1 ガチャガチャ(ミニチュア)を使うメリット!
なぜガチャガチャなのか?それは、『手元で自由に扱える実物』より優れた資料はないからです!
ガチャガチャを資料として使うメリットは
- 360度好きな角度を資料として使える!
- ロゴやデザインの著作権はあるが、構造やシルエットはトレース出来る!
- ディティールや質感が鮮明!
- 影をそのまま使える!
- 近所のスーパーやネットでも購入できる!
この4つの恩恵が大きいと思います!
逆にデメリットがあるのかといえば
- 一個値の金額が高い
- 売ってるものがまばら
やはり、現物なのでお金はかかりますし、商品なので売ってるものもまばらです。
ミニチュアはガチャガチャ以外にも、三洋堂やタムタムのようなプラモ屋やホビーショップにも置いてあります!Amazonなどにも実はありますがいい値段します。
ステップ2 ガチャガチャを絵にする方法!
ガチャガチャを絵にするにはどうするの?という方も多いと思います。なので、実際に僕が描いて実演していきたいと思います!
【模写】&【トレース】の2パターン作ったので参考にしてください!
1 角度やポーズを決める!(左はクリスタの3Dモデル、右はガチャガチャ)
2 輪郭を描いて縁取る!(左が模写、右はトレース)
3 色を塗る
4 大雑把に形作る影を塗る!
5 柔らかい影を塗る!
6 リムライトを入れる!
7 ディティールや質感を描いて完成!
ディティールの多い小物、パーツの多い小物も基本この描き方でそれっぽくなります!
ステップ3 日常的なモノを使った方法!
お金・・・ないです!
僕も余裕ないので苦肉の策として日常的なモノで代用する方法を編み出しました!ただし、これはある程度絵が描ける人向けになります。
オススメするアイテムはこの5つ!
- 練り消し・・・『ビルや柔らかいものの再現&土台』
- 厚紙や段ボール(お菓子の箱)・・・『立体物や円柱系の図形でシルエットを把握』
- ビニール袋・・・『スカートや服、髪の毛などの流れを把握』
- 綿の手袋やひも類・・・『三つ編みにすればそのまま参考にできる』
この三つあればある程度の小物は描けちゃいます!
とはいってもどう使う?となるのでよく使う二つの例をのせておきますね!
例1 厚紙で立体構造や重なり方を把握する!(練り消し土台付き)
僕はよく付箋を使っています。特にこれといった理由はなく、なんかくっつくし、余ってるし、丁度いいや感覚です(笑)
例2 手袋を三つ編みにして描き方を把握する!
これめっちゃ使います!組み合わせて髪型にしたり、アクセにも使えるのでオススメです!
ステップ4 3Dモデルを使った方法!
最後に、3Dモデルを使った方法になります。こちらはソフトに付属しているレベルに依存しているので、便利ですが融通が現実世界よりは劣ります。
3Dモデルが用意されているお絵かきソフト&代表的なモデルソフトは以下の三つです。
少ない!と感じますが、実際バーチャルデッサンドールは多いのですが、小物だけ!というソフトは少ないように感じます。
3Dモデルでの描き方も、基本的にはガチャガチャでの描き方と同じ
- 角度を決める
- 輪郭を描く!
- 下地を塗る!
- 大雑把な影を塗る!
- 質感やグラデーションの柔らかな影を塗る!
- リムライト(今回は原色をスクリーン)を塗る!
- ディティールや質感を描きこんで完成!
この描き方で大丈夫です。
イージーポーザーはスマホ版だと機能制限版で無料配信しているので、どんなものか試すのにオススメです!
ステップ5 クリスタでの3Dモデルを絵にする方法!
ステップ1 まずは下地作り!
ステップ2 境界効果で輪郭を作る!
ステップ3 線画を描かずに作る!
ステップ4 3Dモデルを乗算レイヤーで上に置いて下敷きにする!
ステップ5 下敷きを参考に明るい色で縁を、その後暗い色で中の奥行と大雑把な影を描く!
ステップ6 中身を描いて完成!
質感を出したい方はテクスチャや諧調化レイヤー、グラデーションマップをオススメします!何それという方は以下の記事を参考にしてください!
おまけ なぜ3Dモデルを使うと浮くのかを解説!
なぜ?答えは簡単です。それは、情報量の整理が出来ていないから!
思いつく原因はこれらが多いイメージですね
- 色が違う
- 影のクオリティーが違う
- 絵柄が違う
- 影がない
- 線画の有無や情報量のギャップ
解決策はこれらの項目に当てはまりそうな要素を排除することです。
上の画像で比較すると分かりやすいですよね!左はコップの影の濃さや境界線、色が暖色と寒色で妙なコントラスト差が出来ている・・・確実に原因はコレ(笑)
おわりに まとめ!
いかがでしたでしょうか?今回はガチャガチャや身の回りの小物、3Dモデルを使って小物をラクに描く方法を解説していきました!
少しでもあなたの悩みを解決するヒントになれば幸いです!!
僕の絵で使わないことがないレベルで役に立っているテクニックです!
デッサン人形と組み合わせたり、他の小物を組み合わせたりすれば、より表現力が上がっていくと思いますよ!著作権などには気をつけないとですが(笑)
それでは、ありがとうございました!
上手く小物(アイテム)や背景が描けない!時間がかかっちゃう!