目次
序章 構図を使うということ
ボカロ曲のPV用に描いた背景、下線に手摺、上線にビルを並べて安定感を出しています。左右で動くので縦線は無視しています。
どうもみなさん!副業イラストレーターのオア(@ORE_artstudio)です。
この記事では構図を取り上げますが、構図を使用する際に注意点として一つあります!
それは・・・構図に囚われないということです!どういうことか?それも含めて解説していきます!
第二章 構図のメリット
はじめにメリットでもお話ししましょう!そもそもそれが無かったら使う意味もないですからね!
- 見栄えする
- モチーフの配置が楽になる
- 絵にまとまりが出る
まだありますが大事なのはこの三つです。特に二つ目のモチーフの配置が楽になるということは小物描くのが大好きな方は重宝するのではないでしょうか!
つぎにデメリットです!え?デメリットなんかあるの!?そうなんです、実は使う時を間違えると最悪な効果を発揮してしまうんです!!!
- 構図に囚われるとかたい印象が出る
- 同じ構図の絵ができやすい
パッと思いつく限りこの二つが大きいと思います。僕は現在30冊以上のメイキング本を資料にしていますが、どの本でもまずは描きたいモノをとりあえずガシガシと描き、構図は後から適用しろと書いてあります。
やはりプロの世界でも構図は気を付けないと寝首を搔かれるそうです。
第三章 構図のまとめ
ここからは世間に出ている現時点で僕が解説した、構図の簡単な紹介とまとめをしていきます!詳しい解説は過去の記事を参考にしてみてください!!
三分割法
- 背景、写真を撮る際や描く際に意識するときれいに映る
- ただし構図を意識しすぎるとかたくなる
- 対角線上に対立した関係を(勇者と魔王のような)作ると映える
色んな場面で活躍する器用貧乏な構図です。困ったら使っておくみたいなノリですw
三角、逆三角構図
- 山のような安定感
- ただし正三角形に近いほど単調な絵になりやすい
- 逆に直角三角形に近づくとダイナミックな躍動感が生まれる
- コマのような不安定感
- 躍動感を生み出すときに使う
- 下の角を尖らせるとふわふわした浮遊感を与える
形に囚われると最悪です!三角、逆三角それぞれの特徴を絵のイメージに結び付けることができるとグッドです!
黄金比
- 黄金比は1:1.618の比率でできている
- 三角構図などと異なり全体の構図を整えてくれる
- 小物の配置に困ったら使うと楽
- ただしあまり構図に沿って配置するとかたい印象を与えてしまう。
最終的にテンプレートを脳内でイメージできるようになると最高です!
白銀比
- 白銀比は二種類あり、1 : 2.414と近似値=1:1.414… で、約 5:7がある
- 作図する場合、正方形から容易に作図できる(左に描けば完成)
- 構図はあくまでも参考程度のガイドライン。要素を完全に添わせて配置すると失敗しやすい
- 日本人は黄金比よりも白銀比(大和比)が合う気質があるので和との相性が良い
- 構図はデッサンと同様の基礎形態であり、そのままだと使いにくい(応用力が必須)
最終章 まとめ
いかがでしたでしょうか?
今紹介している構図ではこの程度しかありませんが、今後もレールマン構図などのマイナーだけど超!つよつよな構図も紹介していこうと思います!
その時はまた覗いていただけるとお手伝いできるかと思います!ありがとうございました!
また以下の記事も構図と密接な情報なのでよかったら覗いてみてください!
イラスト以外に写真やデザイン面で役に立つので、覚えておいて損はないですよ!!